ひとりごとのように

独身女が趣味で好きなことを書いてます。

迷子の迷子のアラフォーちゃん。

 

近所で迷子になった。

 

不在時に届いた荷物を受け取る為、郵便局に向かっていた時のことだ。

 

陽が落ちて、だんだん空が暗くなっていく。

 

ダメなのはわかっているが、つい歩きスマホをしてしまった。LINEだ。友達から送られてきた子供の写真に対して、「神」「可愛いが過ぎる」「生きてるだけで素晴らしい」「おかわり」と興奮気味で連投した後、顔を上げるとそこには知らない風景が広がっていた。

 

(ここ…どこ…?)

 

過去にも自宅から郵便局へ行ったことがある。だから道は合っているはずだし、知っているはず。

体をぐるっと一回転させ、周りを確認した。

 

「ここ、どこ!」

 

今度は声が出た。

 

 

実は、迷子になったのはこれが初めでではない。

わたしは紛れもなく方向音痴であり、空間認知能力が低い。わたしの辞書に東西南北はない。Googleマップを使っても表示されてる時間内に着くこともない。つまり、割とぽんこつである。

 

 

 

夏とはいえ、19時前になると外は薄暗くなる。郵便局までの道のりは静かで、外灯少なめ。

本能的に、光が多い方へ進んでみた。するとコンビニがあった。

 

(このコンビニ、知ってる!)

 

 

勝利が見えた。ので、そのコンビニでコーヒーを買った。前祝いだ。乾杯だ。

コンビニの店員の声が好みで思わずムフってなった。すいません。

 

 

そこからは無事、郵便局へ辿り着くことができた。

 

 

そういえば明るい時間帯しか、そこを通ったことがなかったんだ。

辺りが暗くなって全く違う景色に見えた、というわけ。

 

昼と夜で違う顔を見せてきた街。

なんて罪な街!なんて魅力的な街!

ワクワクの冒険をありがとう!!!

 

 

 

わーい!と思っていたら、

 

 

営業終了しとったわい。

 

 

 

営業は19時までで、着いたのが19時5分だった。

 

 

コンビニ寄ってイケボのお兄さんにムフってしてなかったら間に合ったのでは。