取引先の担当者のメールレスポンスが遅い。遅すぎる。
電話であーだこーだ依頼してきて「あとでメールもするんで！」と言ってたくせに全然送ってこない。
「メールください。じゃないとこちらも対応できません」
と、再度伝えると「わかりました〜」と答えるがその日のうちには来ない。
不思議すぎてボスに愚痴った。
「全然返事くれないんですけど、、なんかいい方法ないですか？」
ボスは笑いながら言った。
「世の中にはびっくりするくらい、ゆる〜い人がいるんだよね。こちらでは理解できないくらい。」
本当にそうだな。
わたしは仕事となると超ビビりで心配性なので、期限守ることに必死だ。
その日に来たメールはその日に処理しないとなんだか耐えられない。
何かを残したまま終業は極力したくない。
だから納期ギリギリで変更してきたり、やりとりの返事を返さない、という行動をとる相手には驚く。
とはいえ、自分と同じ人ばかりなわけはない。
ボスの言葉ではっとした。
わたしは自分基準で考えてしまっていたんだ。
世の中にはいろんな人がいる。
そりゃそうだ。
仕事だと、この「返事遅すぎマン」の彼はちょっと相性悪いけど、これがプライベートだったらそんなに気にならないだろうと思った。
たぶん、わたしが遅刻しても全然怒らなそう。
待ち合わせ時間に起きてしまっても「ゆっくりおいでー」とか言いそう。もしくは笑いながら「え、今寝起きなの？寝起きの声聞けたラッキー」とか言ってくれそう。
電話で話す「返事遅すぎマン」の彼は実際にそんな感じなのだ。悪い人じゃないから嫌いになれない。
だから本当は「至急メール返してください」なんて冷たく言いたくない。
でも2ヶ月催促し続けても返ってこないので、この前ついに「○日までに返事なければこの件なかったことにします。以上。」的なメール送った。
恋愛でいうと「今度約束破ったらお別れです」的な感じ？
結果、すぐ返ってきた。
それはそれでムカついた。でもやっぱり嫌いになれない。
でも、でも、極力絡みたくない相手である。
仕事には仕事の相性があるなぁと思った日だった。
