ひとりごとのように

独身女が趣味で好きなことを書いてます。

そんなとこからくるなんて。

会社の先輩のことが、よくわからないけどなんか気になってしまうんです。

気になると言うか、いて欲しいなって思うんです。

同じ出社日だと嬉しいんです。

 

日々、激務のせいで特に仕事以外の会話はなかったんだけど、ここ最近はちょっとした雑談なんかもあります。

 

それでも「先輩」だし、くだけた話し方なんて到底できません。

先輩の言う冗談に「ふふっ」と笑うくらいです。

 

 

新年初の出社となった今日、母からもらった猫の卓上カレンダーを持っていきました。

猫が鞠を抱えていて、その鞠の中がカレンダーになっているというもの。おそらく100円ショップで購入したものだと思います。

 

わたしの母はカレンダーが異常なほど好きです。

元旦になる前、2020年のカレンダーから2021年のカレンダーに替えてたんですけど、リビングだけでも3つ飾っていました。

そして寝室に2つ、トイレに2つ、テーブルの上に、玄関に…

 

理解不能です。

でも本人が好きなら仕方ありません。

きっと、たぶん、ポスターとか絵の感覚なんだな。

 

全て取り替えた後、雀の写真のカレンダーを指差して、兄に「可愛いねぇ雀って」とニコニコしていました。

そして案の定わたしも呼ばれ「見てごらん、これ!雀!」とプレゼンしてきました。

母よ、あなたの方が可愛いよと思いました。

 

 

そして買いすぎたカレンダーのひとつがわたしに回ってきたというわけです。かわいそうに、予選落ちしたんだな、猫ちゃん。

 

わたしはいわゆる「可愛い」系統のものを買うことはほとんどありません。(ばつ丸は別として)

母から「これあげる」と言われた時も、正直いらないなぁと思いました。だって家にあるもん、カレンダー。物増やしたくないんだよなぁ。

で、家に置くのは微妙だなと思ったので職場で使うことにしました。

 

 

そして今日、自分のデスクに置いてみました。自分らしくないなぁなんて思いながらも少しだけテンションあがりました。

 

 

午後、先輩が業務の内容について指導しようとわたしの隣の席に来ました。

そしてその猫のカレンダーをすっと手に取り言いました。

「可愛い」と。

 

まさか食いつかれるとは思わなかったのでびっくりしました。

 

わたし「母がくれたんです」

 

先輩「可愛い」

 

わたし「可愛いですかね〜」

 

先輩「うん。女の子らしいね」

 

 

 

 

ひょえええええええええ

 

 

 

わたしはこの時、すごいことに気づいてしまったのです。

 

 

 

「可愛い」「女の子らしい」って言葉、

つい最近「言われたい言葉」としてかかげてたんですよ!

 

 

自分のこと、なんか男みたいだよなーって日々感じていて(今も椅子の肘置き部分に右太もも乗せながらこれ書いてるし)、

可愛い系の女子には絶対なれないもんなーと思ってました。

 

だから「かっこいい女を目指そう」って思ってました。可愛いとか無理だから、と。

 

でもふと思ったんです。

自分で自分のことを「可愛いは無理」「男っぽいし」って決めてたら、そりゃ現実もそうなるかもなって。

 

自分に対して可愛らしくはなれない、男っぽいって思ってたら、

そんな自分に慣れちゃうよなって。

 

 

そこで、決めました。

 

「今年は"可愛い"と"女の子らしい"を手に入れる!そう言われるんだ!」って。

 

 

 

そしたら今日先輩の口からでたわけです。

 

「可愛い」「女の子らしい」

 

 

 

まぁ、猫のカレンダーのことなんですけどね。笑

 

でもそんなことはどうでもよいのです。

わたしは言われたい言葉をゲットしたわけです。

 

 

 

優しい先輩の優しい声によってこの世に放たれた言葉。

これはもうせっかくだから、

「わたし」が可愛くて女の子らしいってことにしちゃおう!!!!

うん!!!!!いえす!!!!!

 

 

 

わたしの世界では、わたしが決定権を持っているのでそういうことにしました。

 

 

 

言われたいなぁと妄想していたことが、こんなところからやってくるなんて。

わたしのことではないっていうオチが笑えてこれまた良い。

イメージした通りのことが起きるよりもこっちの方が面白くて、結果よかったかもしれません。

 

 

でも次は「目を見て言われる」っていう望みに変えておきます。むふ。

 

 

 

最後に。

母よ、ありがとう。

カレンダーマザーに感謝の夜なのでした。