友達の娘が4月から幼稚園へ行くそう。友達は「社会の厳しさを学べばいい」と笑って言った。どうやらその娘ちゃん、かなりワガママらしい。
「全然いうことを聞かない。自分の思い通りにならないとキレるんだよ」と話してくれた。
友達のスマホにはたくさんの動画が保存されており、いくつか見せてもらったがどれも本当に可愛い。
無邪気に笑い、自由に動き回り、「あそぼ!あそぼ!」とカメラに近づいてくる。天使だ。
「もうちょっと言うこと聞いてくれたらなー」なんて言いながらもにやけてる友達を見て、わたしまでにやけた。
そんな話から自分たちの子供の頃の話になった。
「子供の頃どんな子だった?」
この何気ない質問からわたしは本当の自分を思い出した気がした。
自分の幼少時代で浮かぶのが幼稚園の頃だ。わたしは毎日のように好きな男の子に投げキッスをしていた。
今考えると怖い。怖すぎる。しかも1位2位3位と複数の男の子を気に入っていた。
友達に話すと「このくそ◯ッチが!!笑」と言われた。うん。ほんと。やばい。
その頃の反動なのか、大人になった今のわたしは恋愛にあまり執着がない。彼氏欲しい!結婚したい!と強く思うことがない。ここ5.6年そんな感じだ。
いいなと思う人ができたこともある。が、投げキッスどころか、LINE送るのさえ躊躇する。「好き」がバレるのが怖かったり、バレたらバレたで、ずっと下手に出て嫌われないようにしていたり。無意識にだ。
そしてうまくいかなそうなら、まいっかで終了。スイッチが入るようで入らない。
恋愛以外でも、子供の頃はとにかく謎の自信に満ち溢れていた。転校を二回経験しているが、すぐに友達もできていたし、先生とも仲良くなるタイプだった。
チビ、地黒、天パ、顔が濃い、運動音痴、食べるの遅い等、周りと自分を比較して違いに気づいていたが、それで落ち込むことはなかった。
しかし大人になるにつれ、全てがコンプレックスになった。そして人見知りにもなった。
メンタル激弱なのに強がっていたから、表情がとても険しくなった。肌も酷く荒れていた。可愛くない、それが辛くてマスクばっかりしてた。化粧品を買いにデパートのコスメカウンターへ行った時、自分の肌を見られてるという緊張から倒れたことが2回あった。
その頃接客業をしていたが、こんな顔で働けないという理由で休んだこともあった。
辛かった20代。うん。辛かった。
しかーし!
今のわたしは違う。
日に日に子供の頃の自分に戻ってる気がするのだ。
相変わらずチビで地黒で天パだけど、なんかそんな自分を割と気に入っている。いや、なれるもんなら色白で黒髪サラサラストレートになりたいけどね。でもね、なんか別にいっかなって軽く思えてる自分がいる。
ちょっと前に流行ったグレーテストショーマンのThis is me!ってやつみたいな。
自分を否定するのをやめた。
ダメだなと思うところをまずは認めて、
綺麗になる!
毎日を楽しく前向きに生きる!
わたしは変わる!
失敗するイメージはしない!成功のイメージに浸る!
そう決めたら、肌荒れも改善してきた。笑顔がいいって言われるようになった。毎日なんか楽しくなってきた。
新しい場所にもすぐ馴染め、話しかけられることも増えた。
そしてふと思った。これって小学生の頃の自分みたいだなって。
根拠のない自信を持っていた頃の自分に戻ってる感覚。
あの頃の自分こそが本当のわたしなんだよなって思い出した。
年を重ねるごとに、世の中の常識やルールに溺れていただけなんだなって。
子供みたいに何も知らない心で生きてる状態が本来の自分なのかもしれない。(わたしの見解です)
冒頭に書いた、友達の娘ちゃん。
カメラに撮られているとか関係なしに、今自分がやりたいように生きてる。心のままに。
わたしも、昔はそうだったんだよね。
今、鏡にうつるのは「今の自分」の姿だから、これが答えって思いがちだけど目を閉じてゆっくり思い出してみると、わたしにはまだあの頃の無敵パワーがあることがわかった。
他にもここに書いてないコンプレックスもあるし、自分のこと大好き!!って心の底からは言えないけど、それでもやっぱりなんかこんな自分いいよねって思えてる30代まじでサイコー神様ありがとー、いや自分ありがとー、なんかもう皆ありがとー。
今週は毎日5時間くらいPUBGやってて寝不足ウィークだった。
好きなものに没頭するのいいね。
大人がゲームにハマったって全然いいよねってことが言いたかったの。
それでは、また。