ひとりごとのように

独身女が趣味で好きなことを書いてます。

めんどくささの向こう側

職場の別部署の方が退職するということで、お菓子どうぞって持ってきてくれました。

 

その方がクッキーが50枚くらい入った箱をね、わたしの席の前に座ってるメガネ君に渡したんですね。

それを見ながらいや〜な予感がしたんですよ。

 

 

メガネ君はわたしの後ろのミーティングスペースにいる上司に「これどうしますか?」と。

その言葉が聞こえた時、いや〜な予感が当たりそうな予感がしたんですよ。

 

 

上司「みんなに配らないとね。頼んでいいかな?あっ…」

 

「あっ…」が聞こえた瞬間、いや〜な予感が当たりそうな予感が確信に変わりました。

 

 

 

「そらさん、配ってくれる?」

 

 

でたよ。

めんどくさーーーーー

なんで?ねぇなんでいつもわたしが配る係?一番この部でペーペーのへなちょこのちんちくりんのポンコツだけどさ、

 

わたしだってやることあるんですけど!

 

 

再来月の旅行の為の飛行機調べるのとか!

 

マツエクの予約とか!

 

夕飯も何作るか考えなきゃだし!

 

ずっと思い出せない俳優の名前も思い出したいし!

 

コーヒーなくなったから淹れてこなきゃって思ってるし!

 

スカイプの返事もしなきゃだし!

 

 

なんて言えるわけもなく。

 

40人くらいいるんですけど、一人一人のデスクを回りながら

 

「これ◯◯さんからいただきました。味は3種類で、チョコ味、ミルク味、コーヒー味です!ニコッ」

 

とね、愛想全開でやりました。

 

 

結果、

 

楽しかったぁぁぁぁ。

 

 

最初はめんどくさーって思ってもね、結果楽しかったなってことあるんですよね。

 

だってね毎日仕事しててもさ、全員と会話なんてしないじゃないですか。

そう考えると、今日わたしはほぼ全員と会話したわけで、これってすごいことだなーと。

 

しかもみんな結構「どれにしよっかなー」「全種類いっていい?」って少しでも会話をしてくれようとしてね。

それが嬉しかったし、楽しかったです。

 

人が無表情から笑顔に変わる瞬間が本当好き!!

 

少しでも誰かと話すと気分は変わります。

仕事中って黙々とやってるし、会話も仕事の内容ばかりで笑顔になんてなかなかならないんですよね。

 

そういう中で、こうしてみんなと他愛もない会話ができたことを配り終わった箱をつぶしながら有り難く思いました。

 

無駄なことなどないですね。

しみじみ。

 

めんどくささの先にある喜び、楽しみ、

 

 

最高。

 

 

ありがとう、わたしの中のめんどくさい精神。ありがとう、わたしと接してくれるみんな。

 

 

そしてわたしは今日もめんどくさいと言いながら動くのでした。